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「【外構&庭コラム1】新築外構設計のベストタイミングは?建築計画から外構への備え、予備知識。」

↑前の記事をまだお読みになっていない方はどうぞ。タイトルは新築外構としていますが、リフォームの場合にも役立つ情報をまとめています(^^)

目次~もくじ~

エクステリアの打合せで、理想の外構やお庭にするポイントをご紹介します

コラム2タイトル

エクステリアのお打合せ。

いったい何を聞いたら良いのか、何を伝えれば良いのか、悩むところですよね。

より良いエクステリアにするための最大のポイントは、自分だけで考えないことです。

「プロに相談しているんだから当たり前」だと感じましたか?

う~ん、そういう方にはあまり必要が無い情報かもしれません(。>д<。)

しかし、そのイメージされている『当たり前の範囲』が理想からズレている可能性もありますので、今一度この記事をお読みいただいてご参考にしていただければ嬉しいです。

せっかく専門家に相談しているのですから、漠然としたイメージだけ伝えて、具体的なアイデアやデザインは考えて貰うようなカタチにしたほうが、『自分の考えや想い』以上のエクステリアになります。

一緒に住まわれている方の意見も充分に汲み取っておきましょう。

ご要望やイメージから、必要な答えや選択肢はおのずと決まってきます。すべてを汲み取ったうえで、ベストなカタチが必ずあるはずです。

事前知識である前置きが少し長めなので、打合せするポイントだけを知りたいという方は、『6.モノではなくて、目的を伝える』からお読みください。記事上部の目次から、該当箇所に飛べるようになっています。

打合せの時間はどのくらいかかるの?必要な打合せ回数は何回くらい?

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どんな話しをしたら良いかの前に、打合せにかかる時間が気になりますよね。どんな打合せをするのかと、それにかかる時間や期間をまとめましたので、ご参考になさってください。

1回あたりの打合せ時間は大体1時間前後。打合せ回数は最短で2回、平均で3~4回

打合せの詳細は下記をご参照ください。

〔1〕現地調査、測量、初期相談(ご要望伺い)〔30分~1時間半〕

※最初のお問合せから約1週間~2週間以内。

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現場の寸法や周辺状況の確認をします。どんなことをしたいのか、どんなことに悩んでいるのかを伺いながら、大まかなイメージを固めていきます。

建築図面をお持ちの場合はコピーを準備しておきましょう。敷地図、建物平面図、建物立面図の3点があると、現地調査の時間がグッと減ります。図面が無いリフォームの場合は、規模によっては測量に2時間以上かかる場合もあります。

ご要望の伝え方や内容につきましては、この記事のテーマですので、参考にしていただければ幸いです。

〔2〕プラン提案、お見積書提示〔1時間~2時間〕

※〔1〕の打合せから、約1週間~2週間後。内容が確定すれば〔4〕へ。修正が必要な場合は〔3〕へ。

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初回のプラン提案です。イメージパースやお見積書を見ながら、ご希望に沿ったものかどうかを確認していきましょう。

見映えだけではなく、使い勝手も充分に検討しましょう。図面上だと充分な寸法に見えても、実際の使い勝手を考えると寸法取りが不充分なこともあります。

ご自分で考えていた使い方と、プロから提案してもらった使い方を比較してみて、そこにズレがあればその原因を尋ねてみると、思ってもみなかった事実が発覚するかもしれません。

もちろん、ご要望がうまく伝わらなかった可能性もありますので、その場合は軌道修正していきましょう。

〔3〕修正案提示〔1時間~1時間半〕

※〔2〕の打合せから、約1週間後。内容が決まれば〔4〕へ。再度修正が必要な場合は〔3〕を繰り返し。

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修正案の提示です。納得がいくまで煮詰めていきましょう。期間を空けてしまうと思い出すのに大きな時間がとられてしまいますので、打合せの間隔は短く詰めていったほうが、より良いものになる傾向があります。

修正が必要無い場合は、次の色決めに進みます。

〔4〕色決め、ご契約〔30分~1時間〕

※〔2〕〔3〕が終了次第。

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使用する商品やその色を決めていきます。建物を含めた統一感を重要視するのであれば、使う色は少なくまとめたほうが綺麗にまとまります。

あれもこれもと色を増やしてしまうと、決めたときは楽しくなって賑やかに見えるのですが、いざ完成してみると、「あれ?う~ん」となってしまうことも・・・。

どんな色にするか迷ってしまう場合や、ご自分の色彩センスに自信が無い場合は、プラン提案して貰ったものに対して、「なぜこの色にしているのか?」ということを尋ねてみると参考になると思います。

色選びのコツを少しご紹介します。基本的な色は、同じ系統の色で揃えてあげて、アルミ材関係も含めて合計5色以内で繋げてあげると、建物との統一感も出て、見映えが良くなります。

例えば白や黒の外壁の建物の外構で雰囲気を揃える場合は、無彩色の『白』『黒』『グレー』を基本として、アルミ材の色はそれに揃えるか、窓のサッシや玄関ドアの色と揃えます。サッシがシャイングレーのような色であれば『シャイングレー』、玄関ドアの色が焦げ茶の木目調であれば『柿渋』。

というように合計5色でまとめていくと、建物も合わせてセンス良く見えるようになります。そうです。外構の見た目は、建物の見た目にも大きく影響します。外構の見た目がチグハグだと、せっかくこだわった建物の見た目も・・・。

これが終われば、いよいよ工事着工となりますが、使う商材の納品期間や工事枠の詰まり具合によって、工事着工までに必要な日数が変わってきます。

打合せが終わってから工事までの期間はどのくらい?工事日数は?

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最短でもご契約後から2週間後

通常は、ご契約後から最短でも2週間~1ヶ月後が工事着工になります。材料が必要無い工事の場合は、もう少し短縮される場合もあります。

工事中の注意点

電気や水道は敷地内のものを使って工事します。もし「敷地内に無い」場合や「使って欲しくない」という場合は、発電機やタンクが必要になりますので、相談の段階で見積もって貰いましょう。

敷地内に、工事用の作業車が1台以上とまることになりますので、工事時間中のお車の駐車ができなくなります。近くの駐車場や前面道路の状況などを確認しておきましょう。工事内容や工事環境によっては、車を動かさなくても良い場合もありますので、事前に確認や手配をしておきましょう。

工事日数の簡易計算方法

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工事期間は、規模によって変わりますが、工事金額10~15万円につき1日間で計算していただくと、おおよそ必要な工事期間を知ることができます。

例えば、60万円の外構工事であれば、4~6日間。150万円の外構工事であれば、かかる工事期間は、10~15日間です。

実際に工事をする日数なので、乾燥期間や休日は含めていません。工事の工程や作業のしやすさにもよって、2倍の工事日数が必要な場合もあります。

打合せは、ご夫婦揃って

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完全に裁量が任されている場合は別ですが、

一緒に住まわれている方と一緒にお打合せしたほうが、打合せの回数が少なく、イメージがまとまりやすくなります。

プラン提案の際には一緒に

最低でも、上の項目でお話しした、『〔2〕プラン提案、お見積書提示』のタイミングからは、一緒に住まわれている方と揃っての打合せが理想です。

持ち帰って検討する場合でも、打合せ自体は揃っての打合せをオススメします。

打合せの際に、「持ち帰って主人(家内、両親)と相談します」となる場合があるのですが、

「どんなことが気になっているのか」
「それをどうやったらカタチにできるのか」
「それを叶えるためにはどんな問題があるのか」

と、専門知識が必要な部分で必ずつまずきます。打合せ回数がズルズルと伸びていくだけならまだ良いのですが、気になっている部分が打合せを任されている方にうまく伝わっていない場合も多いです。

まとめ役が居る状況で話し合いをしたほうが、まとまりやすいことが多いですし、思ってもみなかった考えが出ることもあります。せっかく専門店に相談しているのですから、ぜひプロを頼りましょう。

ご夫婦のみで相談される場合は、揃って打合せした後にしたほうが、必ず良い方向へ向かいます。

住居に続いて住まいに関わってくる『外構』というのは、暮らし方が変わってしまう影響力をもっています。

話し合いの方向性がバラバラになってしまうと、

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こんな感じになってしまうこともありますのでご注意ください。笑

家はご主人で、外構は奥さまで、それぞれ口を挟まないなんてご家庭もありますので、一概には言えませんが・・・(゚´ω`゚)

まずは、周辺の状況と敷地内の現況から

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ご要望を伝えていく前に、まずは現場の状況を整理しておく必要があります。

敷地内の状況、道路側の状況、隣地側の状況、それらを踏まえたうえで、要望を伝えましょう。

新築外構の場合

新築の場合は、隣地との境界ブロックフェンスの有無と現状。前面が道路とすると、残りの3方向は隣地境界になるはずです。ブロックとフェンスの高さを確認しておきましょう。

リフォーム外構の場合

リフォームの場合は、現況の外構と劣化や汚れの具合。それと、境界のブロック塀やフェンスはどちらの持ち物なのか。意外と誤解があったりします。

新築とリフォームの両方

そのほかにも、気になる隣地の窓やお庭の位置、道路からの目線、建物設計GLの高さ、道路の暗渠排水の有無、日照時間や風の強さ、水はけの良さ、車の交通量、人通りの多さ、などなど。

様々な要素が外構工事をするにあたって絡んできますので、新築の場合でも、リフォームの場合でも、現地の確認をしたうえで、プラン提案をしてもらいましょう。

業者さんに現地調査してもらえるのであれば、専門知識が必要な部分はすべて任せてしまって大丈夫です。ということで、お見積りをお願いする場合は、必ず現地調査をしてもらいましょう。

そうすれば、自分でよく分かっていなくても業者さんが勝手に反映してくれますので(^^)

モノではなくて、目的を伝える

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さて、前置きが長くなってしまいましたが、お打合せをする内容についてお話しをしていきたいと思います。

今回の外構工事では、何を工事するご予定でしょうか?

門扉、フェンス、外壁、門柱、カーポート、サイクルポート、アプローチ、テラス、コンクリート、ウッドデッキ、ガーデンルーム、植栽・・・、などなど。エクステリアを構成する要素には、色々な物がありますよね。

要望を伝えるときのコツ

ここで、要望を伝えるときのコツがあります。

エクステリアにはたくさんの要素や商品がありますので、どうしてもモノに意識がいってしまいがちですが、「どういった目的でそれをつくるのか?」というコトのほうに焦点を当ててみてください。

伝え方の例

例えば、

「ここから2mの長さで、高さ1.5mのフェンスをつけたい」

といった場合、商品としてはフェンスの取付けですが、目的はどういったものが考えられるでしょうか?

目隠しをしたい、外からの侵入防止、お子さまが飛び出さないようにしたい、ゴミを投げ込まれないようにしたい、ツル植物を誘引したい、テーブルセットを置くための日除けや風よけ、など様々な目的があります。

今回は、この中から仮に「目隠しをしたい」という理由だった場合について掘り下げていきたいと思います。

目的は、外部からの目線を遮ることですよね。なので、具体的な内容を伝えるよりは、

「お庭に居るときに、向こうからの視線が気になるので目隠しが欲しい」

というようにふんわりと大まかに伝えたほうが工事がうまくいきます。もちろん、目的を伝えた上で考えている長さや高さも合わせて伝えるのはありです。

なぜでしょうか?

なぜ大まかに伝えたほうが良いのか

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それは、どの位置に居たときに、どこからの視線が気になるのか?といったことをお伺いできれば、

私たちプロの目から見て、それを満たすための提案ができるからです。

目的を伺えなかった場合は、その高さや長さが適切かどうかの判断ができません。それを会話の中から掘り下げてくれる業者さんであれば問題ないのですが、言われたままの内容でしか提案してくれないなんてこともあると思いますので・・・。

外構を形づくっていくのは、物ではなく暮らしです。モノではなく、コトを伝えましょう。

根底とするものを伝える

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これは当てはまる場合のみのお話しになってしまいますが、工事しようと思い至った理由を伝えましょう。

例えば、

「玄関ポーチからスロープをつくりたい」

といった場合、

「車椅子が通れるようにしたい」

という目的があったとすると、なぜ車椅子が通れるようにするのかということも伝えておきましょう。

「週に数回、デイサービスの送迎があるので、車椅子が通れるようにしたい」

ということであれば、車椅子が通れるようなスロープをつくった後に、「あっ、ここも工事する必要があった!」なんてことにならなくて済みます。

門扉は通れる幅でしょうか?

旋回できる寸法は確保されているでしょうか?

車への乗り降りするスペースに危険性はないでしょうか?

「お庭に出られるようにしたい」

という目的があったとすると、玄関ドアからではなくて、掃き出し窓から出るような動線のほうが使い勝手が良いかもしれません。

流れが分かっているとより具体的なプランが立てられる

「その発想は無かった!」ということを提案してもらえるのが、専門のプロに頼んだときの強みです。

背景を伝えれば、より良い使い勝手を追求することができます。

目的だけ伝えると、そこだけに集中してしまいがちですが、その理由も合わせて伝えることができれば、こういった周囲のことにも目が届きやすくなります。

平面図ではなく、イメージパースで提案してもらう

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エクステリアの提案は、平面図ではなくイメージパースでしてもらいましょう。できれば、手描きではなくてパソコンの3Dキャドで描いたものが望ましいです。

例えば車や自転車が平面図だとうまくおさまっていても、実際に施工されたものにおさまらない場合があります。これは、設計時のイメージ力不足によるものです。

パソコンのCAD(キャド)でのイメージ作成のメリット

イメージパースであれば、実際のスケール感がひと目で分かりますので、それぞれの動線をイメージすることができます。

特に外構業界では、建築業界と違って、専門の免許というものがありません。関連資格はあるのですが国家資格は無く、あまり参考にならないものばかりです。

実際に暮らしていることを想定した上での提案ができる業者というのは限られてきますので、提案が丁寧かどうかというだけではなく、提案してもらったときに、動線や使い勝手のことについても説明があるかどうかというのはとても重要です。

ご予算はおいくらですか?

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意外と重要なのは値段設定です。「内容が良ければいくらでも出す」という方は読み飛ばしてください。

エクステリアというのは、ひとつひとつがオーダーメイドやパターンメイドになりますので、ピンからキリまで値段に応じたエクステリアがあります。

「安ければ安いほど良い」なんてお声も聞こえてくるかもしれませんが、その場合もある程度の価格設定は必要です。

何か物を買うときであれば、内容物は同じですから、金額が安いほうが良いというのは分かります。

ただ、エクステリアの場合は、単体の商品が届いて終わりというわけではなく、それに付随する施工が必要です。

同じ内容なのに値段が大きく違うという場合は、施工内容が違う可能性が高いです。ただし例外はあります。

中間マージンはどこで発生するのか

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通常は、『専門業者』での工事になるのですが、例えばこれが、『ハウスメーカー→専門業者』になったり、『検索紹介サイト→専門業者』になったりすると、中間マージンが発生しますので、工事費は高くなります。

建築会社やマッチングサイト(検索紹介サイト)などを経由すると、1~3割くらい金額が、利益やリベートとして乗っかってきます。親切なハウスメーカーの担当さんが「直接ご自分で外構業者に頼んだ方が安いですよ」と言ってくれるのは、こんな理由があるからです。

例えば、200万円の外構工事が300万円に値付けされてしまうこともあります。同じ300万円をかけるのでしたら、300万円分の施工をされたほうがもちろんお得ですよね。

実際に外構の設計や見積もりを担当するのはハウスメーカーではなく外構専門業者であることがほとんどなので、外構専門業者に直接話しができないと言う場合は、実際に外構を設計する人に要望や想いが伝わりにくいというデメリットもあります。

新築の場合は、外構費用を住宅ローンに組み込めるかどうかを事前に確認しておきましょう

ハウスメーカーさんによっては外構工事をご自分で発注する場合、外構金額を住宅ローンに組み込めない場合もあります。その場合は高くなっても、借り入れができるという点は大きなメリットです。

新築を建てるときは、自分で業者を探す場合も外構費用を住宅ローンに組み込めるかどうかを事前に確認しておきましょう。

あとハウスメーカーさんにお願いしたときのメリットと言うと・・・、建築を担当した営業さんと同じ人が打合せしてくれるという場合は、大きな安心感にもなりますので、そちらもメリットですね。ただし、安心感と設計力はイコールではありませんので注意が必要です(^^)

マッチングサイトに関しては、アフィリエイト報酬による集客を利用している場合、聞き心地の良い言葉を並べているサイトが多くなってしまっていると思いますが、金額の実態は、リベートが乗っかってきますので、今お話しした通りになります。

ご自分で近場の専門店を探すのが面倒という場合は、自分で探さなくても良いというのはメリットです。しかし、マッチングサイトに登録されている業者さんしか紹介してもらえませんので、そこは注意が必要です。

ということで、価格を安く済ませたいのであれば、ご自分で直接専門業者を探して問合せされるのが一番です。今はインターネットが普及した上にスマートフォンまで普及して、情報の検索がいつでもどこでも何度でも、速く簡単にできますので、気になる業者をご自分で検索してみましょう。

以下、それぞれの簡単なまとめです。

ハウスメーカーに紹介してもらう場合のメリットデメリット

メリット

・打合せの担当が同じ人の場合は安心感がある
・外構のローンを住宅と一緒に組めることが多い

デメリット

・設計している人に直接話しができない場合は、要望や想いが伝わりにくい
・紹介料が乗るので、価格が高くなる

マッチングサイトに紹介してもらう場合のメリットデメリット

メリット

・自分で業者を探さなくて済む
・一括検索だと、価格の比較がしやすい

デメリット

・登録されている業者からしか紹介してもらえない
・紹介料が乗るので、価格が高くなる

さて、話しを戻します。

予算を伝えたほうがプラン提案が密になる

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もしご予算が決まっている場合は、必ずそれを伝えるようにしましょう。

決まっていない場合は、最初の相談の際に、相場の金額を必ず聞いておきましょう。

相見積もりをされていて、安く工事できるところを探している場合は、出てきている見積もりの合計金額をあらかじめ相談の際に伝えておくと効果的です。

どうやったら予算内に抑えた上で最適なプランになるのか?ということを考えるのも専門業者の仕事です。予算を伝えなかった場合は、漠然とした提案になってしまうというリスクがあります。

伝える金額がイマイチ定まらないという場合は、最低のラインと最高のラインの2つを設定しましょう。

例えば、「今回の予算は150万円だけど、内容が良ければ300万円までなら出しても良い」という場合、

「150万円のパターンと300万円のパターンが見たい」と伝えておくと、より煮詰まったプラン提案をしてもらえるかと思います。

リフォーム工事の場合は、内容にもよってマチマチですが、新築外構工事の平均は下記をご参考になさってください。

新築外構工事金額の目安

新築外構工事の平均金額

・オープン外構→100万円~200万円
・セミクローズ外構→150万円~300万円
・クローズ外構→300万円~600万円

プラスお庭の工事もする場合、

・お庭→50万円~200万円

新築外構の場合、ローンを組むときに超格安な外構金額を設定してしまうことがあります。ハウスメーカーさんは、家のプロフェッショナルであって、外構のプロフェッショナルではありませんので、注意が必要です。

ご予算が足りないという場合は、段階的にその形にロスなくできるように工事していくという方法もありますので、その場合は、その旨も伝えておきましょう。

建物の外観にこだわっても、外構が粗末だと全て台無しに!

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もし、「建物の外観にすごくこだわった」という方がいらっしゃいましたら、外構にかける費用もチェックしてみてください。

建物は凄く格好良いのに、外構で台無しになってしまっている家、結構見かけませんか?外構の予算取りに失敗している方はかなりの割合でいらっしゃいます。

「建物をこだわったので、外構は最低限で良いかなと考えています」って声、結構お聞きするんですが、これって残念ながら逆なんですよね(-_-;)

建物をこだわったのであれば、外構もこだわらないとチグハグな見た目になってしまうことが多いです。

ブランド物の格好良いお洋服に身をつつんでいるのに、靴・鞄・時計・アクセサリーなどの服飾品が安売り量販店のものだったら、どう見えます?それってバランス取れてます?

逆にお洋服も服飾品も、量販店のもの同士であれば、きっと違和感を感じないはずです。

建物とつり合いの取れる外構費用の目安は、建築費用の1~3割くらいになります。最低限でしたら1割、こだわるのでしたら3割。例えば、建築費用が3000万円だとすると、外構工事は300万円~が目安です。

(敷地の広さにもよって変わってきますので、ほとんど駐車スペースしか無いという場合は、物理的な障害で1割もかけられない場合もあります。)

この1割~3割という目安は、駐車スペースを含む建物前面の一般的な外構工事費用の目安なので、お庭も一緒につくる場合、隣地の境界工事が必要な場合、高低差があって土留め擁壁の工事が必要な場合は、それにプラスアルファかかってきます。

ちなみに、外構とつり合いの取れる植栽費用の目安は、外構費用の1~3割くらいです。先ほどと同じように、最低限でしたら1割、こだわるのでしたら3割。

例えば、300万円の外構工事の場合は、その内訳に植栽工事30万円分を最低入れておきたいところです。ただしこちらも、スペースの問題で実現不可能な場合があります。

建物と外構は立派なのに何か物足りない感じがするという場合は、植栽がつり合っていません。このように外観の見映えは、『建物』『外構』『植栽』とすべてが連動していきます。

ですので、リフォームをされる方で、外構全体をリノベーションされる場合は、今までの家が段違いに格好良く見えるようになることが多いです。

経年劣化や施工後の使い勝手を考慮する

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施工直後の格好良さだけではなく、実際に使っていったときの使い勝手や汚れ具合も考慮しましょう。

実際に暮らしてみるとどうなのか?という前提のもとにプランを立てましょう。

例えば、植栽を家の前と裏に植えて水栓が裏にしかない場合、表の植栽は裏のホースを引っ張って使えば良いというのは、実際にそれを繰り返すとなると大変です。

汚れ具合のお話しだと、外壁の塗装仕上げは綺麗に維持するのであれば、数年ごとの塗り替えが必要です。タイルや天然石の仕上げは高額ですが、掃除したときに汚れが落ちやすいです。

ほかにも、天然木のウッドデッキは、表面温度が上がりにくいというメリットがありますが、ササクレが立って怪我をしたり、塗装しないと色が抜けていったり腐食してしまうデメリットもあります。

人工芝は劣化しますので寿命に応じて張り替えが必要です。商品にもよって変わりますが、持つものでも10年以内くらいです。

などなど、見た目の良さやコストだけでなく、寿命や掃除のしやすさ、使いやすさなどもプランに反映しましょう。

要望が本当に形になっているかどうか

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要望を全く聞いてくれないのは、もちろんダメな業者ですが、要望をただ聞くだけの業者も危険です。

叶えたい要望にも、使う商品や素材にも、必ずメリットとデメリットというものがあります。それらをキチンと伝えてくれる業者を選びましょう。

「思っていた以上のプラン」や「思ってもみなかった問題が事前に解決できた」という場合は、ちゃんと設計力のある業者です。

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良く耳にする「お客さまのご要望を形にします」は当たり前のこと。その先までしっかり考えてくれているかどうかが重要です。

良いところばかり並べて、悪い話しがまったく無かったり、施工上の強度の問題があるにも関わらずそれを無視していたり。

単純に「要望を叶えてくれた業者」が良い業者だとは限りません。それよりももっと良い案があったかもしれませんし、それを叶えたせいで、ほかの部分に不具合がでたりするかもしれません。

プランを「本当に考えてくれているか」というのを、しっかりと吟味しましょう。

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お疲れさまでした。将来的に外構工事をされる予定のある方は、ブックマーク登録していただいて、直前になったらまた読み返していただければ嬉しいです(^^)

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