新築の打合せが落ち着いてきたら、次は外構工事です

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新築のお打合せは大変ですよね(^^)

決めることが多すぎて、外構の前にもう疲れきっていませんか?

いや~お疲れさまでした。そして、いらっしゃいませ。次は外構が待ち構えています(。-人-。) 笑

外構を見越して建築設計がされていれば良いのですが、皆様はいかがでしょう?

さて、新築工事または建て替え工事の打合せがひと段落して、外構計画を考えていくタイミングは皆様どのあたりなのか気になりませんか?

多いのは、新築外構のご相談で打合せされる方は、建物の基礎工事が終わった頃(2~3ヶ月前)、または、建物が完成する1ヶ月前です。私も、一番良いタイミングは2~3ヵ月前かなと感じます。

建物の建築が始まる前であれば、電気や水道、室外機の位置などを、エクステリアに合わせて設定できるので、移設のロスが無くなるのですが、建物内部や敷地寸法に干渉することでなければ、費用はかかりますが、後からでも変更は可能です。

とは言っても、中にはもう住んでいる状態で、家以外は更地のまま数年経っている方もいらっしゃるので、適切な時期というのは、人それぞれかなと感じます。元も子もないですが。笑

外構計画を立て始めるタイミングは人それぞれですが、それよりも、外構を見越しての建築計画になっているかどうかのほうがずっと重要です。

ということで、建築を考えるタイミングで「これは事前に考えておいたほうが良い」という気をつけるポイントをまとめましたので、ご参考にしていただければと思います。

金額の相場に関しましては、次回のコラムに記載していますので、そちらをご覧ください。

まずは、車庫スペースの寸法から

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「あっ!またぶつけちゃった!とめにくいよ~」

外構を考えるときは、まずは車庫スペースから、というぐらいに重要です。

基本的には、自動車1台につき『2.5m×5m』の寸法は、必ず必要です。軽自動車であれば、『2.5m×4m』になります。

ですので、2台用であれば『5m×5m』。

ただしこの寸法は、お車が入るというだけで、乗り降りしやすい、出入りしやすいといった寸法ではないので、

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これに乗り降りする分の、プラス0.5mを加えた寸法で、1台用であれば『3.0m×5.5m』、2台用であれば『5.5m×5.5m』を確保しましょう。

最低限、という寸法ですので、目隠しをしたり、植栽をしたり、人や自転車が通り抜けられる幅を確保したりと、駐車する以外の機能性を連動させるのであれば、この基準の寸法にプラスアルファで考慮します。

お車を使う頻度が高いほど、車庫スペースがギリギリだとストレスを感じてしまいます。

お庭をなるべく確保したい、というのも勿論なのですが、車中心の生活をされている方は、まずは車庫まわりを考えて、建物の位置や形を決定してください。

並びは、縦列よりも並列のほうが使い勝手が良いです。乗り降りに共有の部分も生まれますしね。

以下、自動車以外の寸法です。ドアの開閉がありませんので、基本寸法は小さめで記載しています。

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バイクの寸法は、『1.0m×2.5m』。ここから、乗り降りの寸法で、『0.5m』足します。

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自転車の寸法は、『0.7m×2.0m』。ここから、乗り降りの寸法で、『0.5m』足します。

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次は、三輪車。えっ?必要なかったですか?笑

三輪車の寸法は、『0.7m×1.0m』。ここから、乗り降りの寸法で、『0.5m』足します。将来的には自転車になるので、基本的には自転車の寸法を確保しておくと良いかと思います。

自転車の寸法につきましては、今いらっしゃるお子さまの人数と、将来的なお子さまの人数も考慮しておくと安心です。

敷地が狭くて、車庫と庭が両立できない場合

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「あれ?2台駐車できる予定だったんだけど・・・」

駐車スペースとお庭スペースを両方確保しようとして、両方使いにくくなってしまったら、本末転倒です。

敷地にゆとりが無い場合は、駐車とお庭、どちらを使いやすくするかを考えていきましょう。両方、というのは無しで(^^)

近くに駐車場があれば、そこを借りるとか、家庭菜園をしたいということであれば、貸し農園もあります。

建物は、あとからヒョイッと動かせるわけではないので、何より重要です。建築前でも、建築確認申請後の変更は大変です。

建物の位置だけではなくて、車の寸法に合わせて建物をL字にしたり、へこませたりする必要もあるかもしれません。

お車からの乗り降りが想像できない、という方は、少しの期間メジャーを持ち歩いていただいて、駐車した駐車場ごとに、1台分の幅を測ってみましょう。

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裁縫用の柔らかいメジャーしかお持ちでないという方は、上写真のような固いメジャーのご購入を検討されても良いかもしれません。一人でパパッと寸法が測れますので・・・。

このくらいの幅がないと入れにくい、乗り降りしにくい、という寸法があると思います。

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自分の車の両側に車がとまっているとすると、右隣の車の左端から左隣の車の右隣までが、自分の車をとめている駐車幅になります。

駐車線から駐車線までの幅ではありませんので、注意してください。

連結して車をとめる場合は、スペースに共有の部分が生まれるので広く感じる、ということですね。自分の乗り降りするスペースが、隣の車の乗り降りするスペースも兼ねています。

当たり前のことなのですが、意識していないと、意外と気がつかないことだったりしますので、少し念入りにお伝えしてみました。

駐車場で良く使われている寸法は、車線の内々で1.8m、二重線の車線が0.6m。足すと、0.6m+1.8m+0.6m=3.0mです。

建物の設計GLが道路より高い場合は、深基礎も検討しましょう

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「えっ!建物基礎の前に、また壁を立てないといけないの?」

家を建てる地面の高さが、道路よりも高くなってしまう場合は、深基礎(ふかぎそ)も検討しましょう。

建物基礎の前がすぐにブロック壁になっているお家、見かけることがありませんか? これは、建物設計の高さが、道路より高い場合に必要です。

これは、言葉だと説明しにくいので、イメージパースを描きました。まずは、通常の基礎。

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車は、道路から入れるので、道路の高さに合わせないといけません。すると、設計の地面高さが道路より高い場合は、基礎が空中に浮いてしまうことになります。

通常の基礎高さは、約40cmなので、道路との高低差が大きい場合は、駐車スペースの関係で上図のように、基礎の前に壁を立てて土留めしないといけません。

実際は、道路と全く同じ高さになることはなく、水勾配で少し坂になって高さが上がります。

土間コンクリートの水勾配は、通常2~3%なので、多めにとっても1mにつき3cm。つまり道路から建物までの距離が6mであれば、18cmは、緩やかな坂となって地面が上がります。

深基礎は、これよりも更に建物の高さが高くなってしまう場合です。

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こちらが深基礎にした場合。スッキリ収まりますね。壁がない分、お車の横に自転車を入れられたりすることもあります。

周囲の状況にもよりますが、土留めの壁で、30cm~60cmの幅が建物の基礎に沿ってデッドスペースになってしまいますので、狭所地であるほど深基礎にされているかどうかは大きいメリットになります。

電気の室外コンセントの位置

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「念願の高圧洗浄機~。あれ?コンセントどこ?」

電気と水道は、外でも使う機会があるので、建物の表寄りと、建物の裏寄りの2ヵ所設置すると暮らしやすくなります。

正面からコンセントが見えるのはイヤという場合は、側面の端のほうに取り付ければ目立ちません。気にならない場合は、表と裏でもOKです。

大抵は、お車側かお庭側で電気を使う場面が多いと思いますので、片側にしかなかったり、側面中央の遠いところにあったりすると、いざ使う場面になったときに後悔してしまうことになります。

ガーデンルームを将来取り付ける予定がある場合は、メインとなる掃き出し窓のすぐ隣に、プラスアルファでもう1ヵ所取り付けておきましょう。

エクステリア用の室内スイッチ

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「あれ?お庭の照明のスイッチって無いんだっけ?」

エクステリア工事をする場合、外構でインターホンと門灯をつけることが多いので、室外コンセントとは別に、電気のボックスが外構側の建物外壁につきます。

色は、クリーム色やシルバー色のタイプが多いです。

そこから配線する訳ですが、室内でのスイッチがないと、自由に照明のスイッチをオンオフできません。

照度センサー付のものを選べば自動点灯自動消灯できるので、なくても大丈夫なのですが、自分でも入り切りしたいという場合は、室内のスイッチ板のボタンを増やしておきましょう。

スイッチの数だけ、電気ボックスから出る配線の数が増えるため、数が多い場合は、配線の先端とスイッチのボタンに同じ番号を書くなどして、分かりやすくしておくと工事がスムーズにできます。

外構用の室内スイッチで例をあげると、表札灯とアプローチ近くのポールライト、シンボルツリーのアップライトと植栽スペースのポールライト、カーポートのスポットライト、で3つスイッチをつくっておく、といった感じです。1つのボタンで複数の照明を設定できます。

同じくお庭にも、いくつか照明を取り付ける予定があれば、お庭に出る掃き出し窓横に、お庭照明用のスイッチパネルをつけておけば、お部屋の中から、お庭の照明をオンオフできるので便利です。

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お庭を眺めながら、ライトアップしたいときだけ点灯して、といった使い方ができます。

お庭にもエクステリア用のスイッチパネルを取り付けるという場合は、建物外壁に電気ボックスがもう1ヵ所つくので、ボックスをつける場所は、お庭に出たときに目につかないよう、お庭寄りの側面にすると良いでしょう。

外用の水道の位置

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「向こうのホースを引っ張ってくるのも面倒だし、水やりは明日やろうっと」

水栓も、電気と同じで、家の表と裏の2ヵ所に取り付けましょう。お車用とお庭用の2ヵ所です。

寄せ植えを玄関に置いたり、外構部分にも植栽スペースをとる場合は、お車用と外構用とお庭用で3ヵ所あると便利です。

水道は、移設したり増設したりが可能ですので、3ヵ所目以上は、外構部分で検討されても良いかと思います。大体の位置だけ検討しておきましょう。

エクステリアに設置する水栓は、立水栓と散水栓の2種類があります。下写真が散水栓。蓋をパカッと開けると、蛇口がついているタイプです。

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基本的には、立水栓のほうが使い勝手が良いですが、車庫スペースなどで、柱が立っていると邪魔になってしまうことがある場合は、フラットな収まりになる散水栓のほうが便利です。

植栽スペースがあって、水やりの必要がある場合は、水栓だけでなくホースリールにもこだわりましょう。

ホースの出し入れがしにくいものだったり、巻き取り本体が軽すぎてホースが引っ張りにくかったりするものは、あまりオススメできません。

ホースリールを使う頻度が高いほど重要です。

数千円の使い心地の悪いホースリールを使い続けるのはとても勿体ないです。使い勝手の良いものを、外構工事で一緒に設置してもらいましょう。

排水マスの位置

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「げっ!花壇の中に丸い蓋があって邪魔なんだけど!」

雨水や建物で使った生活排水などは、地中で配管して排水しているのですが、パイプ内の点検や清掃ができるように丸か四角の蓋がポコポコつきます。

基本的には、白い大きなマスが雨水で、グレーの小さなマスが汚水です。蓋と同じ直径のパイプが地中へ繋がっています。

外構計画によっては、ちょうどマスと重なってしまって邪魔になってしまいますので、門壁や花壇をつくろうと思っている場所にはマスを設置しないようにしましょう。パイプを曲げる部分には必ず設置しないといけないので(詰まる可能性があるので)、マス自体を無くすというのはできません。

駐車スペースやアプローチ、テラスなどの舗装部分にマスがくるようにすると、外構計画と干渉しません。構造上動かせない場合もありますので、その場合は、それを前提とした外構計画を立てるしかありません。

見た目を気にされるのであれば、フロアーハッチと言って、排水マスを隠して舗装することもできます。

室外機の位置

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「ここじゃなくて横の通路につければ良かったな~」

室外機は、なるべく使う頻度が少ない場所へ設置しましょう。

お庭の窓横に設置すると、テラスをつくるときに邪魔になってしまいます。

テラスステージの上へ移設することもできますが、室外機は振動するので、ウッドデッキだと震えて音がうるさくなります。注意しましょう。

玄関や勝手口は、建築工事ではなく、外構工事で施工しましょう

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「ドアを開けながらだと上り下りしにくいな~」

玄関ポーチや勝手口のステップは、建築とセットになりがちですが、外構と一緒に計画したほうが無理のない動線にできます。

階段の段数や高さだけでなく、どの方向から上り下りすることが多くなるのか、ドアを開閉したときに快適な踊り場はどのくらい必要なのか、検討していく必要があります。

ドアの開閉方向によって、ある程度の大きさや向きは決まってきますが、外構計画がまだという状態では、確定させることが難しい部分です。

階段の向きは、まっすぐ前向きじゃないといけないなんてことはなく、横向きや斜めのほうが、敷地の使い方が上手くいくことがあります。

ステップの工事が別になる分、かかる費用が上がりますが、動線の方向とステップを連動できる、階段1段あたりの高さの均等割りできる、舗装の色や素材を外構に合わせることができる、など様々なメリットがあります。

かかる費用が予算ギリギリになってしまい、余裕が無さそうな場合は、「下地の躯体だけつくっておいて、タイル貼りは外構工事で」というのも選択肢のひとつです。

下地の状態で外構工事へ繋げれば、玄関ポーチの拡張等をする場合でも、化粧部分を壊さなくて良いのでロスが少なくて済みます。

道路境界や隣地境界が近い玄関ドアや勝手口は特に動線が使い勝手に直結してくるのですが、

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このように境界壁へまっすぐ下りるような階段や、ドアの開閉方向と逆になってしまっている階段など、使いにくくなってしまう例があります。

これは勝手口の写真ですが、玄関ドアでも、道路境界へすぐ下りるようなタイプは同じ動線です。

例えばこのような取り合いの場合は、境界壁まで踊り場にしてしまって、奥と手前の両側に階段をつくったほうが、使いやすくなります。

境界への距離だけではなく、階段の段数によっても取り合いが変わってきますので、ベストなおさまりを検討しましょう。

玄関ポーチタイルの色は、玄関内ではなく外構に合わせて

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「あれ?玄関ポーチの階段の色だけおかしい?」

玄関ポーチでタイル貼り舗装する場合、玄関内のタイルと揃えて舗装することが多いですが、そうなると、外構の色彩と合わずにチグハグになってしまうことが多いです。

そもそも、玄関のタイルを、内と外で合わせる必要は本当にあるのでしょうか?

窓ガラスのように透過性があり向こう側が見える場合は統一感があったほうが綺麗に見えますが、ドアで仕切られる場合は話しが違ってきます。

内装壁(建物内の壁紙やフローリング)と外装壁(建物外観のサイディングやタイルなど)を合わせているという方は別ですが、ほとんどの場合は、それぞれ別に色彩のバランスをとっているはずです。

使う素材が変わってくるのですから、内と外でそれぞれ色彩を分けるのは、何もおかしいことではありません。内観と外観の色彩は繋げずにそれぞれで考えたほうが、うまくバランスがとれます。

玄関ドアが仕切りとなりますので、例えば、玄関内は白基調で、玄関ポーチは外構の雰囲気に合わせてベージュで、のような感じにすると上手くいきます。

「躯体だけつくっておいて、玄関ポーチのタイルだけ外構工事で貼る」、もうつくられてしまっている場合は、「玄関ポーチのタイルを色彩の合うものに貼りかえる」というのも選択肢のひとつです。

毎日上り下りするところですから、毎日目につく場所です。前の項目でもお話しさせていただきましたが、私は外構工事で一緒に施工されることをオススメします。

引っ越しの時期は、外構の工事期間も考慮に入れる

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「えっ!引渡しの日に外構も完成するんじゃないの?」

引っ越しの予定は、引き渡しの予定日から、2週間~1ヶ月半経った日付にしましょう。

と言うのも、外構の工事は、建物引き渡しの後からの工事になるためです。

引っ越してから外構工事となると、工事中は自分の車を敷地内にとめられなくなります。

急いで引っ越す場合は、近くの駐車場を借りておかないと、車がとめられない!ということになりかねませんので、注意しましょう。

工事の規模によって外構に必要な工期は変わりますが、オープン外構であれば2週間~3週間、クローズ外構であれば1ヶ月~1ヶ月半を目安にしていただければと思います。

コンクリートの養生期間も考慮に入れる

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外構工事の終盤にコンクリートを打設するのですが、コンクリートが固まって強度が出るまでに、打設してから1週間ほどかかります。これを養生(ようじょう)期間と言います。

ですので、外構工事が終わったからといって、すぐに駐車できるわけではありません。先ほど挙げた目安の期間は、その乾燥期間を含んだ期間です。

なるべく早く引っ越しをしたい場合は、お引き渡しの2~3ヶ月前が外構計画スタートの目安

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ということで、外構工事が終わったタイミングで引っ越しをする場合、逆算していくと、外構検討のスタートの目安になるかと思います。

初期相談をしてからプランや見積りが出てくるまでに、1週間~1ヶ月。

そこから、変更や修正、仕様決めで、1週間~1ヶ月。

工事までの準備期間が2週間~1ヶ月。

すべて決まったからといって明日から工事できるわけではなく、材料を発注したり、工事する職人さんを手配したりしなければいけません。

引き渡し後すぐに外構工事をということであれば、2~3ヶ月前がベストタイミングです。オープン外構で規模の小さいものであれば、1ヶ月~1ヶ月半前くらいがベストです。

あまり離れすぎていても、「まだ期間があるから近づいてからまた考えればいっか」となって、考えを進めることができず、結局無駄手間になってしまうことが多いので、早すぎず遅すぎず、ちょうど良い時期に考えていきましょう。

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このあたりは、ご自身の性格との兼ね合いもあると思いますのでそうとも言い切れませんが、必要に迫られてという方のほうが圧倒的に多いですし、何より真剣さの度合いが違います(^^)笑

早めにご相談いただいても、結局建築内容の設計変更まではできないことがほとんどなので(すでに手遅れの状態)、あまり結果が変わらないんですよね。電気、水道、室外機ぐらいであれば、間に合うこともありますが・・・。

建築確認申請の前にご相談いただければ別ですが、それはなかなか難しいですし、建築という前提条件が確定していないと外構のお話しは進めていきにくいというのもあります。

それよりも今回挙げたポイントを事前に押さえているかどうかのほうが重要です。

おまけ

日照と水はけを事前に確認しておいたほうが、より良い外構計画が立てられます。

まだ建築前の状態の方は、今の季節を考えて日照を見てみたり、大雨の直後に見に行ってみたりすると、最初に見た条件とは印象が変わってくることがありますので注意しましょう。

夏に土地や物件を探して、『日当たりが良い』ように見えても、夏以外が日陰になってしまっている。なんてこともあります。以下、参考知識となります。

太陽の角度

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太陽の高さは、時間帯だけではなく、季節でも変わります。

〔お昼12時頃のおおよその太陽の角度〕
・夏至 → 78度
・冬至 → 31度

最大約45度は日差しの入る角度が違ってくるということです。90度の半分も違ってくるのですから、その差はかなり大きいです。

夏は日差しを遮り、冬は日差しを取り入れる。屋根の軒先が壁面から出ているのは、雨だけでなくて、太陽の日差しを適度に遮ったり取り入れたりする効果も考えられています。

建物と同じで、私がテラススペースに屋根やシェードをオススメするのは、季節に合わせて暮らしやすくするためでもあります。

土地全体の水はけ

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地面の高さが低い土地では、周囲の水が集まってくるため、水が溜まりやすくなります。

敷地内で排水がされているかどうか、もし無理なら、道路で排水がしっかりされるかどうかを確認しましょう。

水はけによって、選択できる舗装の種類が変わったり、植栽を植えるときの土壌改良の深さや大きさが変わったりします。地面の表面に苔が生えているような場所では、表面の対策だとあまり効果がないので、透水性の排水パイプを通して、暗渠を増やすことも検討しなければいけません。

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お疲れ様でした。これで外構対策はバッチリですね。将来的に新築や建て替えをされる方は、ブックマーク登録していただいて、直前になったらまた読み返していただければ嬉しいです(^^)

外構リフォーム工事が専門ではありますが、『経年劣化や使い勝手の行く末を見てきている』という強みを活かして、新築外構工事も承っていますので、下のバナーからぜひご相談くださいね。

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