本編→「【冬の植栽】新築後の植栽で、外構とお庭に命を吹き込む。」の補足ですo(≧▽≦)o
目次~もくじ~
『シマトネリコ』とは
[名前の由来]
島(シマ)に自生するトネリコ。縞ではないです。
[科名属名]
モクセイ科トネリコ属
[別名]
タイワンシオジ
[常緑落葉]
常緑小高木(半常緑)
[開花期]
6月~7月(目立たない白色の小さな花、集まって煙のように見える)
[特徴、メモ]
シンボルツリーとして、一番人気の樹木。葉がたくさんついて生長が早いので、目隠しをしたい場合にもオススメ。常緑樹は葉が厚くて色が濃くなりがちですが、葉が薄く色が薄いので、涼しげな、爽やかな印象があります。生育旺盛で成長が早いため、枝が暴れやすい。刈り込みに強いので、こまめに剪定しましょう。暑さには強いが、寒さに弱い。冬は寒さにあたると、葉が落葉する。水切れで葉をふるうが、多湿も厳禁。ある程度の日陰にも耐えるため、観葉植物としても使われる。病害虫に強い。弱っても枯れなければ翌春に回復する。洋、モダンの雰囲気と良く合う。
[注意点、メモ]
普及率が高いので、隣地のお家と樹種がかぶってしまう可能性は高め。強い樹木で初心者向けと言われているが、虫の食害があり、枝がどんどん伸びるので、管理は必要。花を咲かせるのは、メスの株。ですが、鑑賞するほどの花ではないため、雌雄が分からない状態で売られていることが多いです。『トネリコ』は、一般的には『アオダモ』のことを指すため、略して呼びたい場合は、『シマトネ』と呼びましょう(*^_^*)
[病害虫]
ハダニ、アブラムシ、イモムシ、ハマキムシ、シャクトリムシ
シマトネリコの植え方
実際に『シマトネリコ』を植えていきたいと思います。
植える位置を決める
植える位置を決めます。仮置きしてから、距離をとってバランスを見ながら、位置を微調整しましょう。
絞っているヒモを切る
枝を絞っているヒモを取り除きます。上から順に切り取りましょう。下から切ると、上の細い枝で最後支えることになるので、傷ついてしまうことがあります。
ヒモをすべて切り取ったら、樹木を起こして、幹や枝を振り、絞られて変形した樹形を戻します。
樹形を整える
仕入れたてホヤホヤのシマトネリコは、ご覧の通り、枝が暴れ放題になっていることが多いので、植える前に樹形を整えます。『顔』を決めたら、パパッと枝を飛ばしていきましょう。
じゃ~ん。スッキリサッパリして、シマトネリコっぽい樹形になりました。写真のように、葉っぱではなくて、枝を減らすようにすると、剪定後に綺麗に見えます。
植え穴を掘って、土壌改良する
根鉢よりひと回り大きい穴を掘って、土壌改良します。植え穴は、下すぼまりにならないよう、写真のように垂直に掘りましょう。
改良材は、植木用の培養土を使います。既存の土に培養土を混ぜて、それを埋め戻していきます。培養土だけで充分ですが、こだわる場合は、足りなく感じる部分を足しておきます。今回は、培養土をベースに、たい肥、木炭、赤玉土、ゼオライトを加えました。
植えていきます
根鉢を植え穴にそっと下ろして、木の向きを決めます。『顔』が正面になるように調整していきます。根鉢の上端が、地面とまったく同じか少し浅いくらいの高さにします。深植えは厳禁です。
浅すぎた場合は、根鉢を一度持ち上げてどけてから掘らないといけませんが、深すぎた場合は、土を戻しながら根鉢を揺らすだけで、高さをあげていけます。根鉢が重い場合は特にですが、植え穴に一度落としてしまうと、持ち上げるのが大変です。なので、若干深くなるかな?くらいの植え穴を掘って、深かったら高さを上げながら植えていくのがオススメです。
向きが決まったら、土を戻していきます。改良材を混ぜた土を突き棒で突きながら、2~3回に分けて埋め戻していきます。根鉢の半分から下の部分の土は特に空洞が出来やすいので、重点的に突き固めましょう。
ある程度植わったら、靴裏でさらに踏み固めます。思いっきり踏みます。
土がへこんだら土を入れて踏んで、を平らになるまで繰り返します。強く踏み固めても、土壌改良が正常にされていれば、水が通らなくなることはないので、心配は要りません。
できました。一番人気というだけあって、やっぱり格好いいですね( ´艸`)
地面とまったく同じ高さです。根鉢に巻いてある麻布が若干見えているくらいの高さが理想です。
たっぷり水やりをします
たっぷりと水やりをします。水が流れていってしまって水がうまくあげられない場合は、水鉢をつくりましょう。
水鉢の作り方が分からない場合は、下記の記事をご参照ください。植え穴を掘ったあとの、土壌改良する部分も、もう少し丁寧に説明しています。
→「ソヨゴの植え方」
写真のように、麻布が見えていれば、深植えになっておらず、丁度良い深さです。
完成です。お疲れ様でした(^_^)b
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・本編に戻る方はこちら→「【冬の植栽】新築後の植栽で、外構とお庭に命を吹き込む。」
・どんな樹種を選べば良いのかと植木の植え方はこちらの記事にまとめてあります→「植木の植え方〔決定版〕」
以上、お読みいただきましてありがとうございました。記事のシェアやトップページへ戻る方は、この記事の最下部からどうぞ。
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