「【冬の植栽】道路に面した通路スペースで、見せるガーデニングを楽しむ。」の補足ですo(≧▽≦)o
目次~もくじ~
『トキワマンサク』とは
[名前の由来]
常葉(ときわ)のマンサク。
『マンサクの由来:春、ほかの花に先駆けて、“まず咲く”ことから。または、枝いっぱいに花をつけることから、豊年“満作”という意味。』
[科名属名]
マンサク科トキワマンサク属
[別名]
ベニバナトキワマンサク(赤花のもの)
[常緑落葉]
常緑小高木
[開花期]
4月~5月(細い糸状の花びらが集まった花)
[花色]
白、ピンク
[特徴、メモ]
少し奇抜さがあるトキワマンサク。「生垣でお洒落なものが良い」という場合はこれ。リボンが集まったような花を咲かせます。白花と赤花があるので、混ぜて植えるのも面白いです。一般的なものは生垣用のヒョロヒョロしたものが多いので、生垣にするか、他の樹種と寄せ植えにすると見映えが良くなります。寒さには弱め。洋風の雰囲気と良く合う。
[注意点、メモ]
開花期は、とても綺麗ですが、糸状の花が床面に散らばるので、掃除は大変です。花が終わったらすぐに剪定します。中途半端な時期に剪定すると、花付きが悪くなります。枝が無数に分岐するので樹形が乱れやすく、自然樹形で綺麗なカタチに維持するのは、剪定に慣れていないと、少し難しいかもしれません。なので、単体で楽しみたい場合は、最初から大きめで整っている樹形のものを購入するようにしましょう。株元は、マルチング推奨。病害虫には早めに対処しないと葉が無くなります。
[病害虫]
ウドンコ病、サビ病、カイガラムシ
トキワマンサクの植え方
仮置きします。
写真のような耐根ポットの場合は、必ず外してから植えるようにします。何度かそのまま植わっているのを見たことがありますが、根が詰まって生育が悪いです。
麻布の場合は、溶けてなくなるので、そのまま植えましょう。
ハサミで3カ所以上に切れ目を入れます。横着して2カ所にすると、剥がすのに時間がかかってしまったり、剥がすときに強い力が加わって根鉢が崩れてしまったりするので、必ず3カ所以上切り込みを入れましょう。慎重にいくのであれば、十字になるように4ヵ所切り込みを入れます。
底を少し超えるくらいまで、しっかりと切り取っていきましょう。底の縫い目の手前で切り込みをとめてしまうと、底の布がなかなか剥がれません。
写真のように切り込みを入れたら、ベロっと剥がしていきます。トキワマンサクは根が張りやすいので、結構強い力を入れても平気です。
根がしっかり張っているほど、剥がしにくいです。
側面を剥がしたら、底面を剥がしていきます。ここで、剥がれなかった場合は、底面にも切り込みを入れるか、引っかかっている根を切っていきます。
底のほうの布が残っていないか確認しましょう。ここで布が多少残っていても、生育には問題ありませんが、根が布を回り込むような形で張っていくため、根の張りにくい箇所がでてきます。
写真のような丈夫なハサミがあると、耐根ポットを切りやすいです。ホームセンターのハサミのコーナーに売っています。園芸のコーナーではなくて、工具のほうですね。私は、芝生を切るときにも使っています。
布がきれいにとれたら、
根鉢よりひとまわり大きい植え穴を掘って、穴の底を踏み固めます。
別視点。今回は花壇内なので、土がすべて土壌改良されています。地植えにする場合は、土壌改良をしながら植えつけましょう。
枝の向きを見て、トキワマンサクを入れます。このときの根鉢の高さは、高すぎず低すぎず。土の高さと、まったく同じ高さにします。
掘り穴へ、根鉢の半分くらいまで土を入れて、
突き固めます。今回は閉所なので突き棒(靴ベラ)を使いましたが、靴の裏でグッグッと踏めばOKです。最後まで土を入れたら、もう一度突き固めましょう。こうして2回に分けると、下の方にもしっかり土を充填できます。
一番左の幹がトキワマンサクです。幹の付け根が地面と同じ高さになっていることを確認しましょう。完成高さと根鉢の高さがまったく同じになります。
植え終わったら、たっぷり水やりしましょう。土が流れていってしまう場合は、水鉢をきって受けをつくっておきます。
生垣にして列植した場合は、1本1本バラバラに水鉢をつくるのではなく、花壇のレンガのような感じで、まとめて土手をつくります。
植栽後に、枝が混み合っているなと感じたら、
枝の根元で切り取って軽くしてあげましょう。最後に株元にマルチングをして、もう一度水やりしてあげれば完成です!
緑葉で白花のタイプと、
銅葉で赤花のタイプ、あとは、緑葉で赤花のタイプがあります。
背の高い木で、一番左の緑葉と、奥に見える銅葉がトキワマンサクです。良い雰囲気ですね( *´艸`)
・本編→「【冬の植栽】道路に面した通路スペースで、見せるガーデニングを楽しむ。」
・どんな樹種を選べば良いのかと植木の植え方はこちらの記事にまとめてあります
→「植木の植え方〔決定版〕」
以上、お読みいただきましてありがとうございました。記事のシェアやトップページへ戻る方は、この記事の最下部からどうぞ。
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