目次~もくじ~
『外構』(がいこう)という単語の意味
よく「外構という言葉を知らなかった。」なんてことをお聞きしますので、昨日の『植栽』に続きまして、今回は、『外構』『エクステリア』という単語の意味をまとめてみました。
新築で、住宅ローンを組むときにハウスメーカーさんから、「外構工事の予算はとりあえず150万円で組み込んでおきますね。」と言われ、初めて『外構』という言葉を聞く方も多いのではないでしょうか。
この150万円という金額にも、本当は、もの申したいところではありますが、今回はお題がズレますので割愛しますヽ(゚`Д´゚)ノ「外構工事ってなに?」「エクステリア工事ってなに?」という方、どうぞご確認ください(ノ∀≦*)ノ
広辞苑
がい-こう【外構】グワイ・・・
家の外構え。建物の周りにある垣・門扉・植栽など。エクステリア。「―工事」
広辞苑
エクステリア【exterior】
(外部の意)建物の壁面や塀・門扉・垣・植木などのこと。⇔インテリア
明鏡
エクステリア[exterior]
〔名〕
壁面や門扉・塀・垣など、建物の外側。外構。
⇔インテリア
新明解
エクステリア[4]
〔exterior〕門柱・塀・フェンスなど、建物の外構え⇔インテリア
G和英
Exterior[C]
W和英
エクステリア
《外構》 an exterior.
●エクステリアデザイン
Esterior design.
反対便覧
[カタカナ]エクステリア
屋外装飾
↔インテリア
室内装飾
カタカナ
エクステリア
〔exterior〕
(1)外部。屋外設備の門柱,塀,植え込み,フラワーガーデンなど。↔インテリア
(2)映画で屋外風景
ブリタニカ
エクステリア・デザイン(exterior design)
家具や敷物,カーテンなど室内の住空間にかかわるインテリア・デザインに対し,外部住空間にかかわるデザインをエクステリア・デザインという。庭園設計や屋外照明,テーブルや椅子,仮設建造物など住空間の外観を,人間の美的感覚に基づいて演出する。これらと別に,商業施設を対象としたものを,コマーシャル・インテリア・デザインと呼ぶこともある。
漢字源
【外】[常]2年
[常読]ガイ/ゲ/そと/ほか/はず・・・す/はず・・・れる
[意読] そと/ほか/はず・・・す/はず・・・れる/そとにする
《意味》
(1){名}そと。ほか。ある範囲のそと側。また、その表面。
(2)~(7)は省略。
《解字》会意兼形声。月(ゲツ)は、缺(ケツ)(かける)の意を含む。外は「卜(うらなう)+(音符)月」で、月のかけ方を見て占うことを示す。月がかけて残った部分、つまり、外側の部分のこと。亀卜(キボク)に用いた骨の外側だという解説もあるが、従えない。また、まるくえぐってかく、そのかけ残りの意を含む。
【構】[常]5年
[常読]コウ/かま・・・える/かま・・・う
[意読] かま・・・える/かま・・・う/かまえ/かこい
(1){動}かまえる。前後をうまくかみあわせ、くずれないようにたてていく。組みたてる。「構築」「構成」。
(2)~(4)は省略。
《解字》会意兼形声。冓(コウ)は、むこうとこちらに同じように木を組んでたてたさま。むこうがわのものは逆に書いてある。構は「木+(音符)冓」で、木をうまく組んで、前後平均するよう組みたてること。
外構とは、建物に付随した外の住空間のこと。
インテリアという言葉をよく聞きますが、その反対、つまり内側ではなくて外側の空間のことを『エクステリア』といいます。『外構』と『エクステリア』は同じ意味で使います。外構に関しては、
・『外』は、その表面や外側のこと。
・『構』は、崩れないように前後をうまく噛み合わせること。
つまり、外構とは、建物の外側を、建物の外観と上手く噛み合わせて、外の住空間をつくることです。そして、『外構』という言葉の意味には、構造物だけではなくて、『植栽』も含まれています。建物を無視した色彩や素材の外構、植栽が全く含まれていない外構もよく見かけますが、本当の意味では、それは『外構』ではないのかもしれませんね(´;ω;`) シクシク
私も、建物の外装の色と窓のサッシの色は、あらかじめチェックしておいて、外構全体の色彩を決めていきます。建物と調和する外構は、外構の見栄えそのものだけではなくて、建物の見栄えを引き立てる効果もありますよ( *´艸`)
そのほかの『外構』の使い方、所感
外構工事という使い方が一番多いでしょうか。建物の外側の敷地部分を何に使うかを、エリアごとにゾーニングして、何のために何をつくっていくかを考えることを、『外構計画』を立てるといいます。
外構の専門店でも、「植栽はイメージですので、植木屋さんに頼んでください。」といったことを言われることがあるそうです。これには、いくつかの理由があります。
(1)外構の担当者に、植栽の知識や経験がない。
(2)植栽の施工は、外構の施工をする職人と違う職人が担当するので、工事の手配が手間。そして、外部発注になるので、価格が割高になる。
(3)植栽は生き物のため、枯損のリスクがある。なので、あまり手を出したくない。
大きな理由としては、上記の3つでしょうか。(1)に付随して、(2)や(3)の原因があるので、一番多いのは、単純に植栽に関する知識や経験がないからです。
私は今までの経験則から、植栽のない外構やエクステリアは、施工後に驚きや感動を与えられないと確信しています。なので、手入れが面倒という方にも、最低限の植栽計画をお入れしてご提案しています。「植栽なんていらないのにな。」と思っていても、いざ完成してみると、「植栽を入れて良かった。」と必ず言ってくださるので、植栽の持つ力は本物です。
「外構に驚きや感動なんていらない。」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、植栽には、構造物の雰囲気を引き立てる効果がありますので、見栄えや居心地が良くなります。こればかりはいくら言葉や写真でお伝えしても、なかなか伝わりません。実際に見て、そこに立っていただくと、全然違うことを分かっていただけるのですが(^0^;)
施工事例(お庭、外構)
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