高さを下げたり樹形を変えるような剪定は、冬に行いましょう。

冬は、落葉樹の剪定の適期です。樹液の動きが止まる冬は、樹形の形を大きく変えたり、高さを大きく下げたりする剪定に適しています。

今回は、高さを下げたり、樹形を変えたりした部分だけをピックアップしてご紹介します。

作業情報

邸名: O 様邸
場所: 埼玉県さいたま市北区
作業時間: 約 4 時間
工事価格: 3 万円(処分費込)

作業前写真

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ハナミズキ。
ご要望:バルコニー下くらいの高さに切り詰めたい。

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オリーブ。
ご要望:水平に切りそろえられてしまったので、樹形を整えたい。

他にも、フェイジョア、ヤマボウシ、ヒメシャラ等を剪定しました。

剪定に使用する道具

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・剪定バサミ
・ノコギリ
・万能バサミ
・左官ブラシ(木くずを掃く)
・トップジン(癒合材)
・ハケ(癒合材を塗り広げる)
・脚立

剪定していきます。

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まずは離れてみて、下ろす枝を決めます。

自然樹形を意識して、切りたい枝をなるべく根元のほうで下ろしていきます。このときに切る枝や幹は、なるべく分岐のギリギリのところを狙いましょう。

太い切り口は癒合材を塗ります。

切り口が太くなる場合は、癒合材を塗ります。

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ノコギリで切った直後。

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切り口にバリが残ってしまった場合は、万能バサミで切り取って平らにします。

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平らになりました。

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トップジンをブチュッと薄く全体を覆うことの出来る分量出します。

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木の板や紙などでならす場合は、もっと少なくて大丈夫です。ハケを使用する場合は、ハケが吸ってしまうので、少し多めに出しておきましょう。

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これでバッチリです(≧ε≦)

作業後写真

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ハナミズキの作業前後写真。
枝の頂点を目的の高さにとどめるので、切る位置はもっと下の部分を狙います。このときに、それぞれの切る位置を揃えないようにしましょう。外側に伸びている枝の分岐で、ギリギリのところを切ってあげると、切り口が目立ちにくくなります。

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オリーブの作業前後写真。
主要な枝を残して、他の枝はすべて整理して自然樹形に戻しました。強めに切っているので、切った場所が見えますが、新芽がでてくればすぐに気にならなくなります。いかにも「切っていますよ~。」という樹形とはサヨナラです。

いかがでしたか?

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寒い時期の剪定は、樹形を作り直す適期です。思い切って、切ってあげることで、木の力を若返らせることもできます。

いかにも切りましたという剪定後の木をよく見かけますが、枝張りの外周が、丸く円を描くような形は、木のもつ本来の樹形ではありません。(玉づくりではなくて、自然樹形なのに丸くなってしまっている場合。)

葉を減らすのではなくて、枝を減らして、スッキリとさせてあげましょう。夏前、秋、冬のなかで、1年に2回剪定を行うのがオススメです。

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