本編→「【春の植栽】リビングの窓前を素敵な緑化空間に。」の補足ですo(≧▽≦)o
目次~もくじ~
『フェイジョア』とは
[名前の由来]
人名から転じて。(スペインの植物学者フェイホアorポルトガルの学者フェイジョ)
[科名属名]
フトモモ科アッカ属
[別名]
パイナップルグアバ
[常緑落葉]
常緑
[開花期]
6月~7月
[収穫期]
10月~11月
[花色]
薄いピンク(真っ赤なおしべ)
[特徴、メモ]
数少ない常緑樹のひとつ。最近チラホラと見かけるようになりました。ややシルバーリーフ寄りの葉っぱは、洋風の樹木と合わせやすいです。新芽は産毛のようなものが纏われていて白っぽく、生長にしたがってツルツルになっていきます。葉裏は白です。出回っているものは、ほとんどが1本立ちで株立ちは稀少で高価。実は食べられます。シンボルツリーで植えるのであれば、株立ちがオススメ。剪定では、通常の植木のように枝透かししすぎないように注意。南国な雰囲気をもつ赤い花は、独特な色合いをしています。花自体は小さいですが、結構目立ちます。
[注意点、メモ]
雌雄同花(しゆうどうか)で、1つの花に雄しべと雌しべの両方が備わっています。複数本植えたり他品種を混植すると、より実付きが良くなります。人工授粉する場合は、要らない部分の花を摘んで、他の花の雌しべに雄しべをチョイチョイと当てましょう。ある程度の耐寒性はありますが、マルチング推奨です。内側の枝がスカスカになりやすく、樹形の維持が難しいので、管理の仕方は気をつけましょう。古い植木屋さんに頼むと失敗するかもしれません。樹高は3mくらいになると落ち着きます。
[病害虫]
ハマキムシ、カイガラムシ
フェイジョアの植え方
実際に『フェイジョア』を植えていきたいと思います。もし写真のようにヒモで縛ってあれば、それはほどかずにそのままにしておいてください。
植える位置を決める
植える位置を決めます。今回植えるフェイジョアは小さめなのでパッと見で掘り進めていってしまいますが、大きめな場合やイメージが沸かない場合は、決めた位置に仮置きしてみましょう。
寄せ植えで植えていきますが、後ろに植わっている高木と高木の間のあたりに植えていこうと思います。完全に真ん中ではなく、落葉樹のヒメシャラに少し寄せました。
植え穴を掘る
穴を掘っていきます。出した土は写真のように山にして盛っていってください。
写真のように、垂直に掘っていきます。底は平らに。
ひと回り大きいくらいの穴が理想ですが、良く分かれなければ、根鉢の大きさから、20cmずつ大きい穴を掘りましょう。
土壌改良する
果樹用の培養土を既存の土に混ぜてから埋め戻していきます。培養土の量は、既存土の大体2~3割くらいの量を目安にしてください。
残土の上に培養土をかぶせたら、ひっくり返しながら混ぜていきましょう。草花用の培養土だと土が軽くなってしまうため、植木用の培養土がオススメです。
改良材を混ぜ込みました。一工夫するのであれば、植木用の培養土のほかに、硬質赤玉土中粒、お馬のたい肥、ゼオライト、炭などを入れて整えましょう。
穴底もきちんと土壌改良します。
耐根ポットを外す
写真のような不織布のポットに入っている場合は、ハサミで切り取ります。プラスチックやビニールのポットに入っている場合も外して、麻布で巻いてある場合だけそのまま植えます。
あまり乱暴にやりすぎると、根鉢がボロボロになってしまいますので、ギュッと根鉢を抑えて動かないように注意しながら布を剥がしていきます。剥がせそうも無い状態だった場合は、少しずつ切り取っていきましょう。
植え穴に根鉢を置く
植えた穴に、そっと根鉢をおろします。
植える高さは、地面とまったく同じか、少し浅いくらいにしましょう。深植えにしてしまうと、根の張りが弱くなります。
もしヒモで縛ってある場合は、この根鉢を下ろした段階でヒモを切っていきます。ギリギリまでしおった状態で作業することによって、作業中の枝折れを防ぐことができます。
切る順番に注意してください。上のヒモから切っていきます。先端は細い枝で支えがありませんので、弱い部分から外していきましょう。
ヒモを外したら、植木の向きを決めます。どちらを正面にするかを決めて、軽く剪定しておきましょう。
ん~。こっちですかね?かなりモジャっているのでいったん枝を飛ばします。
よし。バッチリですね。
下枝や中の枝も残しながら剪定しましょう。主要な枝はできるだけ切り戻しをしてあげたほうが、生長したときの樹形が良くなります。フェイジョアは内側の枝吹きがあまり良くありませんので、下手に切るとスカスカな樹形になってしまいます。
植える
少しずつ土を埋め戻していきます。足で踏み固めながら、土の中に空間ができないようにします。強めに踏み踏みしましょう。
地面と全く同じ高さで植えました。根鉢の根が見えるかどうかぐらいスレスレで大丈夫です。
完成です!
水たまりができるくらい、たっぷり水やりをしたら完成です! 水が流れていってしまって、水やりがしにくい場合は、水鉢をつくりましょう。→「水鉢のつくり方」
株元にはマルチングをしてから、もう一度軽く灌水します。
今回は、この後もまだまだ植えるのでこんな感じです。
お疲れ様でした(^_^)b
おまけ(新芽、花、実の写真)
新芽のフワフワ感はこんな感じです。生長すると、普通の濃い緑色のツルツルな葉になります。
お花はこんな感じです。3センチか4センチくらいで、エキゾチックな雰囲気です。
複数本植えると実付きが良くなります。他品種にすると更にベター。
実はこんな感じです。味は、人それぞれ感じ方が違うので、実際に食べてみてください。熟し具合にもよって味が変化するかもしれませんが、写真の状態でも充分美味しかったです。基本的にスーパーで出回っていない果物というのは、素朴な味のものが多いので期待のしすぎは厳禁です。
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・本編に戻る方はこちら→「【春の植栽】リビングの窓前を素敵な緑化空間に。」
・どんな樹種を選べば良いのかと植木の植え方はこちらの記事にまとめてあります→「植木の植え方〔決定版〕」
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