『人生がときめく片づけの魔法』
著:近藤麻理恵、出版社:サンマーク出版、単行本ソフトカバー(2010/12/27)270ページ。

Kindleの整理をしていて、「おっ、懐かしいな」と思い、読み返してみました。

読み返さない本は、ドンドン捨てている今日この頃です。

紙の本もあったんですけど、たしかKindle版を買ったときに捨てました(*ノωノ)

読書カテゴリーの1冊目はこれにするか、と思って改めて読んでみると、当時は全然内容が理解できていなかった!と愕然。

もう7年前?ですか。それは記憶も薄れているはずです。

読んだ当時は、「なんだこの程度か」と流し読みしてしまっていたみたいです(人ω’*)ゴメンナサイ

そのときは、この本を取り入れる下地がそのときは足りていなかったのでしょう。(他人事のように目をそらしながら)

いや、衣類は立てて畳むとか、随所にすでに反映されていたところもありますよ。(言い訳です)

まあ、人は成長できるのが長所です。(なんか良さげなことを言って煙に巻く)

なので、読んだことがある方で実践できてないかも?という方は、読み返してみると印象が変わっているかもしれません。

早速、暮らしの中にガッツリ取り入れました。

はい、ご覧ください。

CIMG2876

さよなら、大量の茶葉。いったい何万円分でしょうねこれ(PД`q。)泣

紅茶やハーブティーが好きで、よく色々なものを買いあさって飲んでいるという方なら分かっていただけるかと思うのですが、気に入らなかったものって、もう飲まないんですよね。

3ヶ月以上飲んでいないものを捨ててしまいました。中には1年以上経っているものも。

まあでも、おかげさまで自分の好きな紅茶とハーブティーはもう大体把握できましたので、もう大丈夫です。

コーヒーほどでは無いですが、紅茶も時間が経つほど香りが飛んでしまって美味しくなくなるので、飲みきれる量をキープして今は購入しています。

押し入れもガッツリ整頓して、ガラガラになりました。

読み返したのが1年前で、実践してからもう1年が経ちますが、不便どころか、便利になっているので驚きです。

『整理整頓』と『片づけ、掃除』の大きな違い

この本は、通常の片づけの本ではありません。

効率的な整理の仕方だとか、なんとか収納法だとか、そういうことを求めている方は、違う本をお探しください。

物が必要最低限であれば、整理整頓しなくても散らかることはありません。

「私は片づけが得意だから」と言って、毎日のように長時間かけて整理整頓をしている方、いらっしゃいませんか?

この本は、片づけに時間がかかること自体が、そもそも勿体ないのではないか?と警鐘を鳴らしています。

本当の片づけがされていれば、わざわざ整理整頓をしなくても、常に綺麗な状態に保ち続けられるはず。

使う物だけが身のまわりにあれば、余分なものがスペースを圧迫することはありません。

『断捨離』と言う言葉にしてしまうと、とても安直なイメージになってしまいがちですが、この本の主旨は、『ときめくものだけを身のまわりにおいて、ときめかないものは捨ててしまうこと』にあります。

本当に大切なものだけを身のまわりにまとう

今、ご自身が着ている洋服、身につけている物などを確認してみてください。

それは、本当に気に入っているものですか?

逆に気に入って良く着回している洋服であれば、着ていない洋服は本当に必要でしょうか?

モノを捨てる順番

「スムーズに捨てるための、基本の順番」はこう。はじめに衣類、次に本類、書類、小物類、そして最後に思い出品。この順番がベストです。

各詳細につきましては、本書をご参照ください。それぞれの捨て方のコツが分かりやすく書かれています。

リバウンドを繰り返さないための考え方

たくさんのモノを抱え込んで捨てずに持っているからといって、モノを大事にしているわけではありません。むしろ、その逆です。

人の基準ではなく、自分の基準を明確に決める。それを手にとってみて、『ときめくかどうか』。「いつか使うだろう」「いつかやろうと思っている」と思うようなモノであれば、それって、手にとったときにときめいていませんよね?

感想

定期的に読み返したい本のひとつです。

その人の机を見ると、その人の頭の中の状態が分かる。なんて聞いたことがありますが、まさしくその通りです。

頭がスッキリしているから机が綺麗なのではなくて、机が綺麗だから頭がスッキリする。

実践している人、経験している人であれば、深く賛同していただけるかと思いますが、『本当の片づけ』を知らない人にはなかなか伝わらないのが歯がゆいところです。

「そうは言っても片づける時間が無くて」
「広げておいた方が効率が良いから」
「どうせまたすぐに使うから」
「手の空いたときにやろうと思って」

はぁ、かわいそうに。それは、『片づけ』ではなくて、ただの『整理整頓』と混同してますね。重傷です。

特効薬に本書をどうぞ。

本を読み返す習慣が無い方は、一度に全部を読んでしまうのでは無くて、

後半の実践編にかかったら、実践しながら読んで、出来てから読み進めると良いと思います。

最後まで読み切ることができれば『あなたの人生が劇的に変わり』、最後まで読み切ることができなければ『あなたの人生はずっとそのまま』です。

なんか強い言葉を使いすぎて胡散臭くなってしまいましたが(。-_-。)笑

目の覚める一冊、だと思います。

著者について

片づけコンサルタント。「乙女の整理収納レッスン」主宰。こんまり。

装丁、挿絵、文章構成、レイアウト

CIMG3239

表紙はとてもシンプルです。まさに片づけをされた後のレイアウトということでしょう。

Kindle版で読みましたが、文章のレイアウトも分かりやすくて良い感じ。前半が知識編で後半が実践編です。

他の多数のKindleユーザーのハイライト、というのが凄く鬱陶しかったのですが、設定でオフにできました。気が散ってしまうので助かります。

後半は人によっては蛇足かもしれません。この本の本質は、『ときめくかどうか』ですので。

ソフトカバーなので、紙の場合も読みやすいですね。

想定読者

・整理整頓は得意だけど、すぐに散らかってしまうという方
・部屋を綺麗に保ちたい方
・毎日が楽しくない方
・これからの人生を変えたい方

まとめ

生き方の質を高めるために

本当の人生は「片づけたあと」に始まる

片づけに使っていた時間を、自分の時間にできたら、あなたはその時間を使って何をしますか?

一日でも早く、思い込みから目を覚ますことができれば、あなたの本当にやりたいことに、もっと集中できます(^^)

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