映画『マイビューティフルガーデン』植物嫌いのお庭づくり奮闘記

「マイビューティフルガーデン」を観てきました(ノ∀≦*)ﾉ　劇場公開日2017年4月8日。上映時間92分。

いや～。観てきましたよ、マイビューティフルガーデン。

いつもは、イオンシネマで観ているのですが、とうとうイオンシネマでは上映されなかったので、新宿のギンレイホールへ行ってきました。遠いぃ。2本立てで、料金は1本分なので、両方観たいものであれば、お得ですね。

平日の午前中にも関わらず、凄い人でした。100人くらいいたかもしれません。年間パスなんかもあって、敷居を下げて地域に溶け込んでいるな～といった印象でした。

目次～もくじ～

几帳面で潔癖、そして大の植物嫌いのベラ。お家はピカピカ、お庭はジャングルという現状です。

借地の一軒家に一人暮らししているのですが、放置されたお庭に苦情が来て、不動産屋に追い出されそうになってしまいます。

1ヶ月以内に、お庭をもとに戻すことを約束するも、なにから手をつけて良いのか、全く分かりません。そんなとき、手を伸ばしてくれたのは、隣家の偏屈おじさん。

ガーデニング好きのおじさんに影響されて、ベラがお庭づくりの魅力にどんどんはまっていきます。

少し頭が良すぎるベラは、様々な奇行を当たり前のように繰り出します。ひぇーっとなるものから、クスッとしてしまうものまで様々です。

鬱蒼と雑木や雑草が生い茂るお庭が、スッキリと明るいお庭に変身。心が癒やされます。

ベラの順応していく様子も面白いです。最初は、おっかなびっくりで作業して、作業後の手を消毒液に浸していたりするのですが、終盤は、地面にそのまま寝てしまうほど逞しくなります。笑

面白かったです。お庭を映す場面がそんなになくて、たまにチラッと見える程度だったのが少し残念でした。もっと見せて欲しかった～。

鬱蒼としたお庭ですが、あのくらいのお庭は、私も良く見かけます。笑

手作業となると、撤去は何日かかかりそうですが、あの広さであれば、撤去から数えても、1週間くらいで形になりそうです。

撤去作業は少し描かれていたのですが、肝心のお庭づくり、植栽するシーンが無かったのが残念です。

スーパーナチュラルなお庭なので、植栽がメインです。日本だと、あんなに背丈を出すのは難しいし、開花時期もあんなにかぶらないですね。イギリスだとあんなに同時に色々な種類が開花するのでしょうか？　ダリアはさすがにズレ過ぎだと思いますが・・・。だとしたら羨ましいですね。

日本だと、ああいう超自然的なお庭は、ほとんど需要がないですが、イギリスだと、それだけお庭が生活の一部になっているんだなと感じます。

花をアップで見たときのボヤけが、最後はクリアになるのかと思ったら、なりませんでした。あれは一体なんだったのでしょう。植物嫌いの原因になった過去のトラウマが視覚障害を起こしているんだと思ったのですが・・・。

いくつか腑に落ちない箇所や、登場人物の性格の整合性がとれていない部分もありましたが、ベラの奇行や順応は面白かったですし、お庭が出来ていく様子もワクワクします。上映時間の制限があるので、なかなか表現しきれないとは思いますが。

ベラがお庭の撤去作業をしているシーンは、道具の使い方が危なっかしくてヒヤヒヤしました。あれで良く大怪我しませんでしたね。笑

発明家のメガネくんは要らなかったですね。機械の鳥が飛ぶシーンは？？ってなりました。はい、ここで感動！みたいな演出でしたが、意味が分かりません。

その分をお庭に割いて欲しかったです。彼は混沌ではなくて、ただの無秩序です。図書館を毎回汚して帰るのは許すまじ。心が汚れています。使用人さんのほうが魅力的だったけどな～。

観終わると、お庭に出たくなるような映画でした(*ﾉ∀`)ﾉ　自分のお庭の、草むしりをする気が起きないという場合は、この映画を観ましょう(*^ｰﾟ)

植物に触りたくもない、という状態だったベラが、お庭にある植物を守ろうとする場面。
一番感動しました～。ワイルドストロベリーが助かって良かった。

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