目次~もくじ~
「エクステリアの概要と歴史」
エクステリアの定義
屋外の空間全体を総称したもの。建物内部のインテリアの範囲を除いた敷地内の空間全て。敷地内における、建物から道路境界線まで、建物から隣地境界線までの敷地。
エクステリアというと、外部空間全てを総称したものと定義されていますが、実際には、外構部分をエクステリア、お庭部分をガーデンと呼ぶことが多いです。
外構
門柱、表札、ポスト、宅配ボックス、インターホン、門灯、門扉、塀、ブロック塀、フェンス、駐車場、駐輪場、カーポート、サイクルポート、階段、手すり、アプローチ、照明、植栽 など
お庭
ウッドデッキ、タイルテラス、テラス屋根、パーゴラ、シェード、オーニング、目隠しフェンス、花壇、物置、サンルーム、ガーデンルーム、照明、壁泉、植栽 など
エクステリアの役割
建物を囲う空間なので、建物をより引き立てるような、より暮らしやすくなるようなエクステリアが理想です。家によって間取りがそれぞれ違うように、エクステリアに必要な間取りも、それぞれ変わってきます。
門まわり
敷地内へ入るための入り口になる部分。『家の顔』となる部分でもあるので、建物の雰囲気を汲んだものが理想です。
門扉が取り付けられていなくても、出入り口の部分のことを、『門まわり』と呼びます。
表札、ポスト、インターホンなどは、この門まわりに設置することが多いです。
ポストやインターホンなどの毎日使うものは、一度つくってしまうと高さの変更ができないため、使いやすい高さにすることを心がけましょう。
塀まわり
『門まわり』から続く、敷地を囲うためにつくる塀やフェンスのこと。
防犯やプライバシーを守るためにつくります。大きな面積を占めることになるので、意図しない場合は、圧迫感のでないように気を付けましょう。
アプローチ
『門まわり』から、『建物玄関』まで続く通路のこと。
毎日歩くところなので、歩きやすさを重視したほうが、暮らしやすくなります。
飛石やスリットに砂利や植栽を入れるアプローチもありますが、全体を舗装するアプローチに比べると、歩きにくくなるので注意が必要です。表現したいデザインと歩きやすさを天秤にかけて、重視したい方を選びましょう。
駐車場、駐輪場
今のエクステリアは、まず車をとめる場所を確保することから始まることが多いです。
車やバイク、自転車などの乗り物をとめておくために必要な敷地は削れない部分なので、まずはその面積を確保します。
今所有している台数だけではなくて、10年先くらいまでの将来的に必要な台数を考慮しておくことも重要です。
ただ、それ以上先の予定となる場合は、15年、20年先の必要な機会になってからリフォームされたほうが、今の敷地をより有効活用できるという考え方もありますので、将来のことを考えすぎるのも、エクステリアの選択の幅を縮めることになります。
前庭(ぜんてい)
ここまでご紹介した、『門まわり』、『塀まわり』、『アプローチ』、『駐車場、駐輪場』などの『外構』部分を飾る景観構成のことです。
『植栽』や『照明』を構造物とうまく絡ませて、建物や周辺の街並みとの調和を図ります。
主庭(しゅてい)
リビングダイニングに面した『お庭』のこと。お庭の中心部分です。憩いの場であったり、趣味を楽しんだり、ホッとひと息ついたり、良い眺めに癒されたり、このお庭のつくりかたで、暮らしが変わる部分でもあります。
タイルテラス、ウッドデッキ、パーゴラ、テラス屋根、オーニング、ガーデンルーム、などのテラス空間をつくると、お家の中と外の間の部分、中間領域ができて、お庭と建物の連動がより強くなります。
リビングの延長として過ごす中間領域を、『アウトドアリビング』と表現することもあります。
昔は、池や石組みが取り入れられましたが、今ではほとんど使われません。
客間前のお庭部分も、一応この主庭の分類になります。リビング前のお庭と雰囲気を変えたい場合は、客間前だけ囲いをつけてあげると良いかもしれません。
派生した言い方で、主庭部分が狭いと『裏庭(うらにわ)』、建物に囲われている主庭を『中庭(なかにわ)』と呼びます。側庭でサービスヤードがとれない場合は、裏庭をサービスヤードとする場合もあります。
側庭(そくてい)
家の表が外構で、裏がお庭だとすると、両側の部分のことです。外構とお庭を繋ぐ通り道になります。
一般的には、犬走りを打ったり、防草シートと砂利敷きで済ませます。そのままにしてしまうと、雑草が生えてきて汚くなりますので注意しましょう。
勝手口や掃き出し窓に面している場合は、テラス屋根を設置して、洗濯物干場やゴミ箱や物置を置いておく、『サービスヤード(ストックヤード)』として使う場合もあります。
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==編集用メモ==
「エクステリアに関する法律」
「エクステリアプランニングの基礎知識」
「エクステリアを構成する要素」
「エクステリアの植栽」
「エクステリアの構造や形状」
「エクステリアの金額設定」
「エクステリアの施工管理」
「エクステリアの施工基準」
「エクステリアの図面作成方法」
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