本編→「【春の植栽】リビングの窓前を素敵な緑化空間に。」の補足ですo(≧▽≦)o

『常緑ヤマボウシ』とは

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[名前の由来]
常緑のヤマボウシ
『ヤマボウシの由来:お花が、頭巾を被っている僧侶(山法師)に見えることから。真ん中の球形の部分を僧侶の頭に、その周りのお花を頭巾に見立てているそう。』
[科名属名]
ミズキ科ミズキ属
[別名]
ホンコンエンシス
[常緑落葉]
常緑
[開花期]
6月
[収穫期]
10月~11月
[花色]
白色、クリーム色
[特徴、メモ]
数少ない常緑樹のひとつ。植わっている数は、まだまだ少ないほうなので、常緑樹であまり見かけないものを植えたいという場合はこれ。枝張りが広がりにくく、1本立ちのものが多いため、ソヨゴのようにシンボルツリーになるかと言われると、少し物足りないかもしれません。秋には赤い実をつけるので鑑賞期間は長め。ただし、落葉樹ではなく常緑樹なので、紅葉はそこまで綺麗ではありません。一面に花をびっしりと咲かせているものは、月光と言われる品種ですが、耐寒性が弱いため冬の落葉が多めです。剪定の適期は冬ですが、剪定しなくても樹形がまとまりやすいので、あまり手がかかりません。葉が厚いので、洋風のお庭だと合わせにくいです。雑木っぽく寄せて植えるとバランスがとりやすくなります。
[注意点、メモ]
雌雄同株(しゆうどうしゅ)で、1本で花を咲かせ、実をつける。花期は水切れしやすいので、マルチング推奨。生育が遅いので、剪定のしすぎには注意。樹形がどうしてもコンパクトになりがちなため、シンボルツリーで植える場合は、1本立ちではなく株立ちのものをオススメします。
[病害虫]
アブラムシ、カイガラムシ、ウドンコ病

常緑ヤマボウシの植え方

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実際に『常緑ヤマボウシ』を植えていきたいと思います。

植える位置を決める

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植える位置を決めます。常緑ヤマボウシは枝張りが広がりにくいため、生長はあまり考えなくても大丈夫です。他の樹木に近づけて植えてあげたほうが、バランスが取りやすいかもしれません。

作業箇所には、ブルーシートを敷いておくと、あとの掃除がすごくラクになります。

植え穴を掘る

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植える場所を決めたら、根鉢よりひと回り大きめな穴を掘ります。石や根は、土のう袋へ入れていきます。ギリギリに掘ってしまうと、土が入っていきにくくなってしまうので、ゆとりをもって掘りましょう。

周囲の土が硬めであまり良くない土壌の場合は、半径20cmずつ大きく掘ります。

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写真のように、垂直になるように掘ります。下に向けてすぼまるように掘ってしまうと、埋め戻したときに隙間ができやすくなってしまいますので、注意しましょう。穴底も、すり鉢状ではなく平らになるようにします。

土壌改良する

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土壌改良材をします。改良した土を鉢底にも入れるので、植え穴は少し深めに掘りましょう。掘り出した土は、近くに山になるように盛っておきます。石や根などは、山にする際に取り除いておきます。

残土の山の上に、改良材をかぶせていきます。植木用の培養土だけで大丈夫です。山のふもとの土を頂上へかぶせていって、まんべんなく混ざるようにします。

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改良材を混ぜ込みました。一工夫するのであれば、植木用の培養土のほかに、硬質赤玉土中粒、お馬のたい肥、ゼオライト、炭などを入れて整えましょう。

草花用の培養土は、軽すぎて樹木の植え付けには向いていませんので注意しましょう。

耐根ポットを外す

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写真のような不織布のポットに入っている場合は、ハサミで切り取ります。

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麻布で巻いてある場合は、土に分解されるので、そのまま植えましょう。

植え穴に根鉢を置く

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植え穴の底に、改良材を混ぜ込んだ土を少し入れてならしたら、掘り穴にそっと根鉢をおろします。根鉢の上端の高さが、地面とまったく同じ高さになるようにします。

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絞ってあるヒモを切っていきます。上から順にすべて取り除いたら、幹や枝を揺らして、歪んでしまった樹形を戻しましょう。

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樹形が戻ったら、正面を決めます。正面がズレていたら、根鉢を回して調整しましょう。

植える

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何度かに分けて、土を埋め戻していきます。靴裏で踏み固めながら、隙間が空いてしまわないようにしっかり植えつけましょう。

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地面と同じ高さまで、しっかりと踏み固めたら完了です。

完成です!

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水たまりができるくらい、たっぷり水やりをしたら完成です! 水が流れていってしまって、水やりがしにくい場合は、水鉢をつくりましょう。→「水鉢のつくり方」

マルチング材をかぶせておくと、水切れがしにくくなるので、オススメです。今回は、まとめて植えているため、すべて植え終わってからマルチングしました。

お疲れ様でした(^_^)b

常緑ヤマボウシは、1本立ちのほうが多いですが、今回植えたもののように株立ちのほうが、後々の生長を考えると見映えが良いです( *´艸`)

おまけ

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実は意外と美味しいです。

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・本編に戻る方はこちら→「【春の植栽】リビングの窓前を素敵な緑化空間に。」

・どんな樹種を選べば良いのかと植木の植え方はこちらの記事にまとめてあります→「植木の植え方〔決定版〕」

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